四条大宮の果物専門店「ヤオイソ」/街はエイトビート

昭和生まれのRock人間が街の風景を紹介 もりもり

私は、小学4年生になる春に京都へ引っ越してきましたが、その時からしばらく右京区の常盤というところに住んでいました。

新丸太町通りはまだ開通しておらず、双ヶ岡西側の陸橋もまだ建設中でした。

その常盤の自宅から広隆寺の南にある太秦小学校まで、私は毎日歩いて通っていました。

1クラス45名、各学年9クラスといったマンモス小学校です。

家を出るとすぐ目に入るのは「馬場」です。ここでは東映の時代劇に使われる馬が飼われていました。

馬場を横目に畑の中の道を南へと進みます。本来の道路ではなく農業用の道でした。

大きなビワの木が1本。

今もよく覚えていますのは、その畑の中に座り込んで何かの果実をいくつか採って、いや盗っている女性の姿でした。

まだまだそんな時代でもありました。

畑を過ぎさらに南へ進みますと、国鉄の線路に突き当たります。当時はJRではなく国鉄でしたし、線路も現在のように高架ではありません。

線路に沿って左へ進み踏切を渡ります。そこは右も左もフェンスで囲まれた敷地内を南北に貫く道でした。

両側には広大な東映太秦撮影所が広がっています。

還暦という若さで亡くなった高校時代からの友人の家は、当時この近くで喫茶店と雀荘を経営していました。

夜に遊びに行きますと、その友人が山城新伍さんとマージャンをしていたりします。

山城新伍さんは東映映画の大スターであり、テレビ界でもクイズ番組などで司会を務めたりする人気者でした。

東映ニューフェイスの第4期。すぐ前後には高倉健さん、里見浩太朗さん、梅宮辰夫さん、千葉真一さん等々と映画全盛期の錚々たる顔ぶれが並びます。

その時友人はまだ大学生でしたが、メンバーの足らない時などにお客さんと一緒に打ったりしていました。その中に映画俳優達も普通に入っていました。

近くには松竹の撮影所もありました。

フルーツサンドが最高!四条大宮にあるヤオイソ

四条大宮駅前にあるヤオイソ

そんな時代でしたが、今のようにテレビの情報番組などは多くはありませんでした。

しかし、複数の映画スターの方たちがテレビ画面で、

「果物を買うなら四条大宮のヤオイソ、ここのフルーツサンドは最高!」

と言っておられたことを覚えています。

京都で活動、生活する俳優の方々の共通する認識だったのかもしれません。

私は、若い頃に果物屋を利用することはほとんどありませんでしたが、最近いろいろとお世話になった方にお礼の品をお贈りする時などには、ここヤオイソさんでお願いしています。

四条大宮駅前にあるヤオイソさんは、明治元年(2年?)創業の果物専門店。

フルーツサンドは、創業以来100年の歴史を持つ老舗の看板商品です。昭和47年にフルーツパーラーを本店2階に開業しましたが、現在では4軒隣へ新設。

オーソドックスな具のほか、パパイヤやメロンなど個性的なサンドが人気の秘密のようです。

実はヤオイソさんのことをサイトなどでいろいろと調べましても、その創業年を含め、ちょっと明確でない点がありました。

当初から果物専門店としてスタートしたというお話でしたが、「ヤエイソ」という名前から初めは野菜も売っていたのではと推察し店の方にお聞きしましたが、よく分からないようです。

野菜か果物かという議論はいろいろありますし、監督官庁によって定義も異なったりして、面白い現象だと思います。

スイカは果物かといわれれば、うーん!?となってしまう人もいるでしょう。

松茸は八百屋で売っていますが、野菜と呼ぶべきなのか。だいたいキノコは菌類ですから植物ですらありません。

しかし、魚屋でもクジラなどの哺乳類も扱っていますから、まあ無粋な議論ともいえます。

そんな議論はともかく、ぜひ一度ヤオイソさんのフルーツサンドを食べていただけたらと思います。

映画スター達のみならず、多くのファンが絶賛しています。

また何か「御遣い物」をされる時にはぜひヤオイソさんのフルーツ詰め合わせを贈ってください。

年寄りで口うるさい私も大々的にお勧めいたします。

デパートのように安易に冷蔵宅配便などを利用することなく、相手の方の在宅を確認して最短時間で最も新鮮な果物を送ってもらえます。

投稿者プロフィール

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もりもり
1955(昭和30)年、東京は世田谷生まれ。
その後、愛知県岡崎などを経て、京都市に到着。
65歳時に癌を患い、抗癌剤の副作用等々で、それまで毎週の芝刈り生活を終了。
現在は専ら家庭菜園で、暑い寒いと文句を言いながら土を耕し中。
今もRock BandでBassなどを担当。

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