風を彩るオーダーメイド着物で目指せ大和撫子!

自分へのご褒美に!着物は案外GETできるのかもしれない

ふと京都の街並みを歩いていると、何気ないお出掛けで着物を着ている女性を見かけることがあります。そんなとき、「いいな。綺麗だな。」などと思うようになった20代後半の筆者。成人してから成人式の振袖や卒業式の袴ぐらいしか和装に触れる機会なんてなかったですし、原色の派手な着物が自分に似合っていたかと言われると、答えはNOです。

一度は着てみたい着物。でも敷居が高く気軽に買えるものではなさそう。そんなイメージを多くの方が持たれているのではないでしょうか?

今回取材させていただいた風彩染一真工房さんの着物はなんと15万円から1人1人の希望に沿った一点ものオーダーが可能。また、ハレの日に1度着物を着てみたい!という方へはレンタルもされています。

日本人に生まれた自分への特別な贈り物に、とっておきの着物を選びたくなる、そんな風彩染一真工房さんの着物の魅力をお伝えします。


風を彩る180色の色遊びであなたの好きが必ず見つかる

私が工房に入ってまず目を奪われたのは真っ青な着物。実はこれ、花嫁衣装だったんです。

花嫁衣装=紅白という印象があります。しかし、一真工房さんの花嫁衣装は青。上品で自然な色の青に優しい色使いの模様が描かれている着物は天女の羽衣のようでした。

印象的なデザインは、風彩染という特別な染め方が可能にしています。生地を濡らしながら筆で染めることでふんわりとした優しい印象の着物が出来上がります。1200年の歴史を持つぼかし染目を昇華させ、より優しく繊細な手法を獲得した風彩染は一真工房さんが商標を持ち150年になりました。

余白を大切にしたデザインで、何色掛け合わせても喧嘩せず、最大180色の色使いを可能にしています。

着物と言われると原色で派手な印象がある、似合わないかも。そんな風に思われている方はきっと着物の印象がガラリと変わること間違いなしです。

元漫画家の4代目が目指す遊び心溢れる大人の着物の楽しみ方

4代目の加藤洋平さんは、表彰をされるほどの腕前の元漫画家。優しく、柔らかい印象の方です。

洋平さんが目指すのは、伝統と言われる「着物」の品は残しながら新しいことや面白いことを取り入れていくこと。

優しく寄り添いながら一人一人の要望を熱心に聞く姿勢からオーダーメイドの要望が絶えないそうです。

デザインを作成するのはなんと無料。お客様と直接会って話しながら実際の雰囲気や人柄、想いを大切にデザインしてくれます。

風彩染一真工房 4代目 加藤洋平さん

なかでも、人気アニメのキャラクターやアイドルを意識しながらデザインした着物は大人気!推しへの愛をふんだんにデザインに盛り込んだ「推し着物」は着物を着るきっかけにもなるそうです。

作った後、実際に着る機会を提供してくれるのも一真工房さんのすごいところ!

着物で出かける「おでかけ会」を定期的に主催。京都の有名スポット巡りや落語鑑賞など、着物を普段使いできる機会を積極的に作ってくれています。着物だけでなく、風彩染をふんだんに生かしたカーテンや扇子の販売、着付け教室、工房でのワークショップなど様々なサービスも展開されています。

着付け教室は8回コースで28000円。ワンツーマンで教えてくださるそう。

着物は本当に特別なものです。

それは値段だけではなく、伝統や作るまでの工程、作り手の想いに価値があるからに他なりません。

日本人に生まれた自分へ世界に1つしかないプレゼントがしてみたい方はぜひ風彩染一真工房さんへ!

風彩染一真工房
住所:604-8861 京都市中京区壬生神明町1-197
電話番号:090-5132-6511
HP:http://www.kazewosomeru.com/

投稿者プロフィール

はな
はな
京都生まれ京都育ちの20代後半。うたかたの人生を全うすべく2年前猛暑の中レンタルスペースの管理人へ。色々な人や場所が知りたくて今はライターの卵となりました。瓶コーラを飲みながらふわふわのベットに横たわり、プロジェクターにて映画鑑賞を行うのが至福の時間。