壬生ご近所ラーメン事情/街はエイトビートコラム

昭和生まれのRock人間が街の風景を紹介 もりもり

高校時代の私は、授業をさぼってバイクで走り回っているか、喫茶店でROCKの話に夢中になってチェーンスモークしているかという毎日でした。

しかし、大学にも進みたいと考えていましたので、3年の3学期は全く登校せず、期末テストも受けずに家に閉じこもり、今更ながらの受験勉強の真似事に励んでおりました。

雨戸も締め切り昼夜逆転の日々でしたが、夜中になるとその雨戸に小石が投げつけられてコツンと音がします。

悪友がHONDA CB750Fで迎えにくるのです。

2人タンデムで底冷えのする深夜の京都に繰り出し、行先は北大路通りの屋台のラーメン屋でした。

当時まだ珍しかったニントンをいっぱい入れてもらうそのラーメンは、高校生にとって中毒症状になるに十分な「夜食」でした。

この屋台のラーメン屋はその後堀川通に店舗を構えました。

それを知った私は、当時の味を再び!と勇んででかけていきましたが、そこで提供されたものは記憶している味と大分違うラーメンでした。

店主に聞きますと、明るい照明の下では屋台のようなアブラギトギトのラーメンは出せないとのこと。

我々は屋台らしさ溢れるラーメンに夢中になっていたということなのでしょう。

バイクで屋台のラーメン屋に走っていた高校時代は既に半世紀前となってしまいましたが、私がこの壬生の地に引っ越してきた四半世紀前、自宅近くにラーメン屋はほとんど見られせんでした。

あった店は伊丹十三監督の映画「タンポポ」のモデルの1つとされた「珍元」で、自宅から数分のところでした。

1982年に開業。コアなファンも少なくなかったラーメン店でしたが、店の方の交通事故などにより2018年秋に惜しまれながら閉店いたします。

2020年3月、その場所に「ラーメン心元」がオープンしました。この店は名前は珍元とよく似ていますが、ラーメン自体は全く異なるもので、高知の食材を使った「土佐龍馬ラーメン」を提供するというものでした。

しかし、この店も2022年6月頃に閉店してしまいます。

その後、2022年11月に珍元の常連さんであった方が、同じ場所に「中華そば 双鳩」をオープンします。

店主は30年来の「珍元」ファン。珍元の娘さんに教わりながら思い出の味を再現されることに邁進されているようです。

珍元の味を愛するコアなファンからは今後の進展を期待という現在の感じではあります。

その双鳩から東に歩いて1分ほどのところに「セアブラノ神 壬生本店」があります。

2013年7月8日に開店。

新潟のご当地ラーメンである燕三条系ラーメンをアレンジした背油煮干しラーメンの店です。

「関西ラーメンダービー」で優勝などの戦績をあげ、今や大人気の店となっています。

この店のある場所は、私の知っているだけでも焼肉屋やラーメン屋などが短い周期で変遷してきましたが、セアブラノ神は長く人気を保っています。

カウンターに座ると、丁寧な作業がよく分かります。

煮干し、魚介系ラーメンのお好きな方はぜひ一度行っていただきたい店です。

そのセアブラノ神からまた東へ歩いて1分もかからないところに「めんきや」京都壬生本店。

セアブラノ神に遅れること2年、2015年8月2日に開店しました。

いわゆる京都系のこってりラーメンですが、「毎日でも食べられるラーメン」をコンセプトにしているとか。

スープは京都系にスタンダードな鶏ガラ、豚骨しょうゆをベースに背脂がプラス。

京丹波高原豚・九条ネギ・京地玉など京都ブランドの食材を使用していて、麺は細麺です。

人気メニューは(私的には意外にも)カレーラーメンや味噌ラーメン。常連客の多い店でもあります。

私は普通のラーメン派ですが、塩味の加減が好みの分かれるところかも。

このように現在は我家から数分のところに人気ラーメン店、特にはチェーン店の本店が並び、休日などには行列が発生しています。

ご近所はなかなかのラーメン激戦区となりました。

夜中になったら、どこかの高校生がバイクを走らせて食べに来るのでしょうか。

まぁ最近の高校生はマジメですから、家でレンチンラーメンを食べながらひたすら受験勉強に励んでいるのかもしれません。

登場する写真の「ラーメン屋」

「中華そば 双鳩」:京都市中京区壬生相合町20-20(壬生川高辻上る西)

「セアブラノ神」 :京都市中京区壬生相合町25-4デイスターアベニュー1F(壬生川高辻東入北)

「めんきや」   :京都市中京区壬生相合町32マンション大宮1F(壬生川高辻東入北)

投稿者プロフィール

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もりもり
1955(昭和30)年、東京は世田谷生まれ。
その後、愛知県岡崎などを経て、京都市に到着。
65歳時に癌を患い、抗癌剤の副作用等々で、それまで毎週の芝刈り生活を終了。
現在は専ら家庭菜園で、暑い寒いと文句を言いながら土を耕し中。
今もRock BandでBassなどを担当。

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