西院・壬生周辺のおもしろ自販機で豪華晩餐を楽しんでみた

いかがでしょう！？お肉がフライパンで焼ける音が今にも聞こえてきそうではないですか〜！？

これ、じつは自販機で買ったお肉なんです！！「えっ！自販機でお肉が買えるの！？」なんて、驚いているそこの奥様！今はなんでも自販機で買えるんですよ！（“なんでも”はさすがに言いすぎましたが、昔では考えられなかった商品が自販機で買える時代です。自販機＝缶ジュースのイメージはもう古い！？）

そこで今回は、チョイチョイ倶楽部のライターこと「らんまる」とチョイチョイ倶楽部のオーナーこと「てんちょー」が、西院・壬生周辺で見つけたおもしろ自販機の食材で豪遊するという、誰得な企画をお届けいたします。ぜひ肩の力を抜いてお楽しみくださいませ〜。

「ラーメン」に「牛肉」！自販機は進化を続けている！！

今回の企画は、チョイチョイ倶楽部オーナーの「てんちょー」が道端でお肉の自販機を見つけたことから始まりました。

てんちょー「こんなところに肉の自販機があるやん！これで豪遊したらさぞかし楽しいやろうな〜！！」

そんなこんなで自販機豪遊大会が始まりました。といっても、今回ご用意したのは「ラーメン」と「牛肉」の2種類のみ！本当は「餃子」の自販機も利用したかったのだけれど、目星をつけていた大宮の餃子自販機がまさかの「オープン準備中」となっていて購入できず！「前に通った時には余裕でオープンしてたのにな〜」なんて思っても仕方がありません。もう一度言いますが、今回は「ラーメン」と「牛肉」のみで豪遊いたします！！

まずは牛肉から！肉の自販機「近江牛ガチャ」

地図はこちら→https://goo.gl/maps/A6LaKceRfaeSBr6DA

大宮にあります、牛肉の自販機です。京都府民や滋賀県民がBBQの折にお世話になっている「お肉のスーパーやまむらや」さんが設置したものです。本来であればお肉と餃子を楽しむために軍資金を4,000円用意していましたが、餃子の自販機がまさかの準備中となっていたので、すべてを牛肉の自販機に突っ込むことに！

とりあえず人気ランキング第1位の「牛タン焼肉用」と第2位の「牛やわらかハラミ」を購入。それぞれメキシコ産とアメリカ産のお肉です。

残り2,000円はもちろん、「近江牛ガチャ」に突っ込みます！なにしろこれだけ目立つボタンが4つもついているわけですから、無視するわけにもいきません。

何が出るかな、何が出るかな〜♪

ゴトン、とちょっと重みのある音がして出てきたお肉は、まさかの「近江牛特選サーロインステーキ」！

しかもパッケージには、3,090円のお値段が！ガチャには2,000円入れたので、1,090円も得したやないか！！これは当たりと言ってもいいのでは〜！？

他には、「カルビ」、「ロース」、「赤身」、「サンカク」、「ミスジ」、「カイノミ」、「ウィンナーステーキ」があるそう。

どれが当たっても近江牛です。絶対に不味いわけがありません！それにしても、何が当たるかわからないワクワク感がガチャの醍醐味ですね。ギャンブル好きのお兄さま、お姉さま。街で牛肉ガチャを見かけたら、ぜひ2,000円を入れて近江牛ガチャを楽しんでみてくださいませ〜。

続いてはラーメン自販機！京都の名店の味がお手軽に！？

地図はこちら→https://goo.gl/maps/A5x2uWBGZZtbFcMN6

続いてはもう一方の自販機・ラーメンへ。

こちらも西院よりほど近い場所にある、一乗寺の名店「麺屋極鶏」さんの冷凍ラーメンの自販機です。「麺屋極鶏」さんといえば、12年間もの歳月をかけて磨き上げた超濃厚鶏白湯スープが有名ですが、その味が自販機でも再現されているのか。購入前から胸が高鳴ります。

価格はどのラーメンも1杯1,050円。正直、決して安いとは言えませんが、モノがモノだけに、食べてみないことには高いとも言い切れません。

手持ちの1,050円を自販機に投入！今回は、ノーマルな「鶏だくラーメン」と、ちょっと辛そうな「赤だくラーメン」の2種類を購入しました。果たしてお店の味は再現されているのか・・・実店舗を利用したことが無いのでわかりませんが、期待が高まります！

調理の際のちょっとした注意点

さて、自販機で商品を買ったことだし、早速食べますか！？とはいきません。残念ながら。

じつは今回購入した「ラーメン」と「牛肉」、冷凍食品なので解凍と調理の手間が発生します。なので「今すぐ食べたい！」という方は急ぐあまり間違えて自販機を利用しないようにしましょう。

まず、ラーメンに関しては、スープを湯煎して解凍することと、麺を茹でることが必要です。麺は比較的すぐに茹で上がりますが、スープの解凍には20分ほど時間がかかります。時間があるときに作りましょう。

一方、牛肉の調理前にも、解凍が必要です。というのも、お肉が鬼のようにカッチカチに固まった状態で出てくるからです。おそらく自然解凍するのが一番美味しい解凍法なのでしょうが、我々には時間が限られていましたので、今回は、強引にレンジで解凍しました。正直解凍にムラが出たり、お肉がボロボロになるので、レンジでの解凍はあまりおすすめしません。

ちなみに、自然解凍をする場合は、おそらく丸一日とかそれくらい長大な時間が必要そうです。お肉を食べる予定の日は、朝から解凍の準備を進めましょう。

いざ、実食！！

さて、時間をかけて解凍・調理したラーメンとお肉ができました！では、いざ実食です！！

まずは極鶏さんの自販機で購入したラーメンから。今回ご用意したのは、濃厚な鶏白湯が特徴の「鶏だくラーメン」と、見た目でもう辛いとわかる「赤だくラーメン」の2皿です。

見た目について、どちらもドロドロの粘度が高いスープが目立ちますね。「赤だく」に関しては、赤いパウダーがついていたのですが、まるまる一袋全部を入れると、「こんなにかけて大丈夫か？」というほど真っ赤になりました。

「鶏だくラーメン」に関しては、見た目通りドロドロのスープが大変濃厚で、鶏の旨味が口いっぱいに広がります。その濃厚度合いといったら、京都で有名なラーメンチェーン「天◯」さんに近いものがあります。これ、好きな人は本当に大好き味だと思います。中毒性がある味わいです。

一方、「赤だくラーメン」は、赤いパウダーを一袋すべて入れましたが、思ったほど辛くはない...。先ほどの「鶏だくラーメン」と同様、濃厚な鶏白湯スープから鶏の旨味がモワッと口内全体に広がりますが、くわえてパウダーのちょうど良い辛さが旨味を引き立てます。これは旨い！私らんまるは個人的には「赤だくラーメン」の方が好みです。

どちらも決して安くはないですが、お値段に見合うだけの美味しさがありました。写真のRieもこのあと箸が止まらず、あっという間に完食！おいしゅうございました。

続きまして、お肉の実食です。まず最初に食べたのが、牛タン（メキシコ産）です。うん、いつも食べているあの牛タンだ。コリコリの特徴的な食感も健在。普通に美味しいです。

続いては、ハラミ（アメリカ産）です。焼肉用のタレをかけていただきます。「やわらかハラミ」と商品名にあるように、たしかにやわらかい！結構しっかり目に火を通しましたが、お肉が硬くなることなく、しっかりとやわらかく楽しめます。歯や顎に不安がある小さなお子さまやご年配の方でも苦労なく食べられそうです。

最後に、トリを飾るのは、実質3,090円相当の近江牛特選ロースステーキです！写真の通り、レアでいただきます。添付のステーキソースをかけて、パクリ。もぐもぐ...。こ、これは...う、美味い！！さすが近江牛です！口の中でとろけるやわらかさ、噛めば噛むほど溢れ出る旨味、牛肉本来の味わい。なにをとっても一級品の味です。お店で食べるお肉となんら遜色がありません。こんなに美味しいお肉が、まさか自販機で買えるだなんて...。とんでもない時代になったものです。

感想とまとめ

ラーメンとお肉を食べて、お腹いっぱい！自販機だけで、超満足な晩餐が楽しめました。

結論からいうと、正直それなりにお値段が張りますし、解凍の手間がかかるので、お店に行けば事足りる感じがしますが、「わざわざ自販機で食べる」という特別感を味わうために利用する価値はあると思います。

この他にもパンやお好み焼き、出汁、鮮魚までも自販機で販売されているそうですので、これからも自販機ハンターとして、市内で見つけたおもしろ自販機で買える食材を食べ続けたいと思います！次回作も乞うご期待ください。