【お仕事潜入してみた】家事代行サービス「家事みやこ」さんのプロの仕事に密着！

家事代行サービスと私たちがする家事、何か違いはあるのかな？と思ったことはありませんか？お客様から選ばれるプロの家事って、どんなものなんだろう？そんな疑問を解決すべく、掃除ベタな私ゴトウが京都市内を中心に家事代行事業を行う「家事みやこ」さんに潜入してみました！

今回の現場はチョイチョイ俱楽部ライターのてんちょー宅。「特に水回りをキレイにしてほしい」という希望から、キッチン、お風呂、お手洗いを2時間で掃除するというお仕事でした。

結論を先に書きますが、このクオリティーの掃除をしてくれるなら頼みたい！いや、なんなら私がプロとして働いてみたい！というくらい、ビフォーアフターがすごいのです！てんちょー宅が決して汚いわけではなかったのですが（強調します！笑）、ステンレスの煌めき、建材の色味のクリアさなど、「よみがった！」と思える輝きでした。

何よりも、カビを阻止！

水回り掃除の一番のポイントは、「カビ」。水気＋高めの温度＝カビが発生しやすいと思うべし。カビを防ぐためには、水垢の段階でやっつけるのが最善策ということで、まずは水垢を徹底除去！家事みやこさんも、キッチン、お風呂、トイレと掃除場所を変えるたびに、まずは水垢や柔らかめの赤い色のカビに取り掛かっていました。「アカカビは洗剤をつけなくてもこすると落ちるんですよ」と、ゴム手袋をした指でこすりながら、メラミンスポンジで手際よく汚れを落としていましたよ！

洗剤は用途で使い分ける！

シンク内は白い水跡のようなものもたくさん。「これはカルキの結晶なんですよ」というスタッフさんを、なるほどとうなずきながら見学していると、私ゴトウ、お掃除のプロのプロたるゆえんを発見しました！

プロは「汚れにあった洗剤を使用している」のです！たとえばカルキは「酸性の洗剤」、油汚れは「中性洗剤」、IHの焦げ付き汚れは「重曹のような磨き成分のある洗剤＋ラップでこする」など、プロは用途に応じて洗剤を巧みに使い分けているのです。一生見てられる鮮やかな掃除技！ほれぼれしてしまいます。

家事みやこさんでは、洗剤を持参する場合は、重曹やクエン酸、セスキなどのナチュラル洗剤をなるべく使うようにしているのだそう。家事は毎日のことなので、私も見直したいなと思った次第です。

また、消毒や殺菌でよく使う漂白剤ですが、家事みやこさんでは某社のキッチン用をおすすめしてくれました。なんでもカビ用製品の10倍の濃度なのだそうで、カビの状況などに応じて「これ1本で薄めたりしながら使っています」とのこと。「ただし、気化して濃度はどんどん薄まります。使用期限は1年くらいにしたほうがいいと思います」と教えてくれました。

トイレはホコリのたまり場なり

突然ですが、皆さんはトイレ掃除ってどんな順序で行いますか？私はトイレ用のウエットシートで便座と床を拭いて、便器内をブラシでこすって…という順番だったのですが、この密着取材後からまず順番を変えました。

スタッフ「まずはホコリを取ります」

ゴトウ「ホコリ？」

トイレットペーパーをカラカラ回し、スリッパで歩行し、換気扇を回すトイレ。トイレは意外にもホコリがたくさんあるのだそうです。「お掃除の順番は、まずホコリなど乾いていて軽い汚れから落としていきます」。そういっておもむろに出したのが、フロア用のドライシート。「これが一番取れるんですよ」と言いながら、床や便座などのホコリを一掃。そして便器の掃除へと移っていたのです。

確かにウエットシートで床を拭くと、ホコリが取れていないと思うことが！思い当たる節がありすぎて深くうなずくゴトウでした。掃除機やドライシートで乾いたホコリを取ってから濡れたもので拭く、教訓です。

ちなみに、便器の汚れの「濃いほうのやつ」と言ったら便なのかなと思っていた私。実はこれは違うらしく、「便は柔らかいのですぐ落ちます。落ちにくいのが尿石です」との言葉に、「そうなんですか！？」と驚きで大声が出ました。この場合は、クエン酸シップをして汚れを緩ませてからこすると良いのだそうです。しつこい汚れにはサンドペーパーで削ることもあるそうですよ。お、奥深い…！

仕上げは「拭き上げる」

ここでゴトウは気づきました。スタッフさんが肌身離さず持っているものに。そう、それはマイクロファイバー。プロ技の仕上げは、このマイクロファイバーで力を入れて拭き上げます。単に水気を取るだけではなく、「力を入れる」ことがポイント。「磨く」と言い換えてもいいかもしれませんが、ギュッギュと拭き上げることで、素材が持つ輝きがよみがえるのです。何とキレイなステンレス！「新築に戻ったみたい」と家主のてんちょーも感動するほど。マイクロファイバーは繊維跡がつきにくくよりピカピカにしてくれるんですね！

家事のプロはプロ中のプロだった

いかがでしたでしょうか。密着させていただくと、そのスキルの高さ、知識量の豊富さに圧倒されました。お手洗いもお風呂も、しっかり膝をついて汚れを取り磨き上げるという丁寧すぎるお仕事に、日々の自分を反省したゴトウでした(笑)

「小学校からお掃除の時間もあるし、家事は主婦にとっては毎日のこと」とあまり振り返ることがありませんでしたが、実は効率的かつ効果的な家事ノウハウというものはちゃんと存在しているのですね。

家事みやこさんでは、家庭によってバラバラな家事スキルを研修でしっかりと指導し、上質なサービスを均質化しています。そのうえ社内資格もあるとのことで、プロのお掃除にもさらにハイクラスが存在するようですよ！

今回の現場の家主てんちょーも「コーティングされているみたい！」「こびりついていた汚れが落ちてる！」と大喜びでした。