壬生寺の除夜の鐘✖️コラム連載/街はエイトビート
昭和生まれのRock人間 街の風景を紹介 もりもり
壬生寺は平安時代に創建された律宗寺院ですが、新選組とゆかりの深い寺院として広く知られています。
新選組ブームは周期的に起こり、その都度壬生寺界隈は賑わっていました。
特に2004年にNHKの大河ドラマ「新選組!」が放映された時には、多くの観光客が訪れ、近隣の方々も商店街などの枠を超えてテレビドラマを真似した法被や幟を作り、大いに盛り上がりました。
しかし、最近はちょっと寂しい時期となっています。
壬生屯所旧跡八木家近くの新選組グッズを中心とした土産屋も閉店してしまいました。
テレビドラマなどで取り上げられないためでしょうか。あるいは現在の若者にとって新選組自体が魅力を失ってきたためでしょうか。
壬生寺には壬生狂言や節分会という有名な行事があります。
壬生狂言は正式名称を「壬生大念仏狂言」と言い、重要無形民俗文化財に指定されています。約700年の歴史があり、演目は30曲に及んでいます。
節分会には炮烙(ほうらく:素焼きの皿)に年齢、性別、祈願内容などを書いて奉納しますと、4月の壬生狂言の演目の中で割られ、厄除けになると言われています。
また節分会には多くの屋台も並び、この寺一番の賑わいを迎えます。
信仰心のない私もたこ焼きとビールで至福の時を迎えられます。
私が壬生の地に引っ越してきて四半世紀が経ちますが、転居当時に知りましたのが壬生寺の除夜の鐘に一般の参拝客が参加できるということでした。
さっそく参加し、それからは可能な限り毎年行っています。
除夜の鐘は23時40分から撞き始まります。
第1打は貫主が撞き、第2打から希望者が一打につき約10~20人くらいずつ綱を引いて撞くことができます。先着300名には甘酒の無料接待があります。
毎年非常に多くの方が長い列を作りますが、私の経験では23時15分ぐらいに行けば甘酒も頂くことができます。
歳を越える寒い時期の温かな行事です。
投稿者プロフィール
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1955(昭和30)年、東京は世田谷生まれ。
その後、愛知県岡崎などを経て、京都市に到着。
65歳時に癌を患い、抗癌剤の副作用等々で、それまで毎週の芝刈り生活を終了。
現在は専ら家庭菜園で、暑い寒いと文句を言いながら土を耕し中。
今もRock BandでBassなどを担当。
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