王将発祥の地 四条大宮 街はエイトビート

~昭和生まれのRock人間が街の風景を紹介~ もりもり

四条大宮の交差点

四条大宮の交差点は、南北に走る大宮通りが北に急に細くなり、代わりに後陰通りが北西に伸びるという京都の中心地では珍しい形となっています。この道路形状を利用して、以前にはタクシーがわざと遠回りをすることがありましたが、私はその都度強く指摘しておりました。

今はカーナビの運行記録で言い訳ができませんから激減しています。その交差点の西北角に以前は映画館がありました。

大宮東映劇場。1961年開館、2005年4月に閉館。

21世紀に入ると映画館はいわゆる劇場型映画館からシネコンへと変わっていきました。

ちなみに、MOVIX京都は2001年11月に、TOHOシネマズ二条は2005年6月に開館。

この大宮東映劇場には私も小さい頃に何回か行った記憶があります。東映マンガ祭りだったか怪獣ものの特集でしたか。この映画館のエントランスに隣接して1967年に開業したのが王将1号店です。今や全国に730を超える店舗を展開する王将は、ここから始まりました。

映画館の閉鎖、ビル解体に際し、元々賃貸であった王将は立ち退きを迫られますが、頑として了承せず結果として土地を購入して自社ビルを新築し、2009年9月にリニューアルオープンしました。

現在店舗の入口横には、「餃子の王将 発祥の地」と記された記念碑が付けられています。今や王将ファンの聖地として、全国からお客さんが来られます。メディアなどでもよく取り上げられ、若手芸人などによって安い、旨い!と絶賛される王将ですが、失礼ながら当時はかなり異なった内容でした。

例えばチャーハン。玉ねぎが数切れ確認できるが肉はほとんど見つからないといった状態であったと記憶しています。今は、しかし、名実共に安くて旨い店の代表となりました。

ここ四条大宮が発祥の地であることを嬉しく思います。

投稿者プロフィール

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もりもり
1955(昭和30)年、東京は世田谷生まれ。
その後、愛知県岡崎などを経て、京都市に到着。
65歳時に癌を患い、抗癌剤の副作用等々で、それまで毎週の芝刈り生活を終了。
現在は専ら家庭菜園で、暑い寒いと文句を言いながら土を耕し中。
今もRock BandでBassなどを担当。