壬生・西新道商店街の人気者はパティスリーでも洋菓子屋でもなく“おやつ屋さん”

日々がんばるワタシにご褒美をあげませんか?

阪急西院駅から南東へ10分程歩くと、ふわ~っと甘く香ばしい香りが漂ってきました。

ここは、西新道商店街の一角に週末だけオープンするおやつ屋さん。

開店からたったの一年でインスタグラムのフォロワーはなんと5,000人越え!

営業時間前にも関わらず、お店の外にはすでに行列が、、、

巷でウワサ沸騰中の“enfourner(アンフルネ)”さんへ新人ライター・まや子が取材に行ってきました!

ぜひ食べてほしい!ボリューム満点◎ご褒美おやつ

お店に入ってまずオーダーしたのは、暑い時期にぜひ食べてほしいおやつ“プリン

大きなプリンの上にこれまた大きなアイスとホイップクリームがのっていて、まるでパフェのような贅沢感です!

ほっこり甘く懐かしさのあるプリン。特に火入れにこだわって作られていて、クオリティーを落とさないようにと、ご近所さんに味見をしてもらっている徹底さ。通称“プリンチェック”と言うそうです。(笑)

手作りアイスは季節ごとに変わるフレーバーの中から好きな味をチョイス。取材陣が選んだのは、ココナッツ&キャラメルナッツ。ナッツのザクザク感が新食感のアイスクリームでした。常連さん人気ナンバーワンはラムレーズンだそう。

プリンとアイスを上からそっと包みこむホイップクリームはとっても優しい口当たり。

「私はおやつをたくさん食べたいタイプなので、全体的に甘さは控えめにしています」

オーナーの長内さんのおっしゃる通りあっさりとした甘みのおかげで、ボリューミーでも最後までペロリと食べられちゃいました!

一口にいろんな食感・甘さ・温度が混ざり合っていて面白い!まさに、夏の暑い時期に頑張るワタシに食べさせたいご褒美おやつです!

物価高騰の影響により、近年ケーキやマカロンなどの洋菓子は値上がりし“贅沢なもの”や“かしこまったもの”という印象が強くなっているように思いませんか?

しかし、アンフルネのオーナー・長内さんが理想とするお菓子は、もっと身近にあります。

夕方疲れて帰った時にサッと冷蔵庫から出してパクっとつまんだら、なんだか元気になれる食べ物。

幼い頃、学校から帰ったときに食べていた“おやつ”に近い感覚ですね。

おやつがあると思うと下校時間も楽しかったですし、おやつを食べた後は「よーし、宿題がんばるぞ!」という気分になれましたよね。(笑)

長内さん自身も二人のお子さんを育てるお母さん。金土を中心に不定休で営業されているのも、ご家庭を大切にされているからこそ。

アンフルネさんのお菓子はお洒落なのに、どこか素朴さを感じるのは、お母さんが作るおやつだからかもしれません。

「頑張って!」と背中を押されるような、そんな優しいエネルギーが込められているように感じました。

日常のおやつに“こだわり”を詰め込んで

おやつは多い時で15~16種類を準備されているそう。

カウンターに並んだケーキの断面を見るととても繊細で美しく、丁寧に作られていることがよくわかります。

ご自身のケーキ生地が大好きだとおっしゃる長内さん。

製菓専門学校を卒業後、様々な飲食店でお菓子作りを経験。約4年間フレンチレストランにてデザート部門を担当したり、ウェディングケーキを作っていたこともあるそうです。

何を入れても絶対に美味しい生地”とおっしゃる理由も納得。

また、焼き菓子だけでなく季節のフレッシュフルーツを使ったお菓子もご用意されているそうです。たくさんの経験があるからこそ、フルーツの扱いはお手のもの。四季折々楽しめるところも魅力ですね。

「日々の暮らしの中で食べてほしいので、なるべく手の届きやすい価格帯にしています」

材料費が高騰しているなかでも可能な限り手に取りやすい価格設定を大切にしています。素材にコストをかけすぎない代わりに火入れや素材の配分にこだわることで、クオリティーは保ちつつリーズナブルに提供できているそうです。

焼き菓子は買ってすぐ食べられるようにと簡易包装されています。ご近所さんは持参したケースに詰めてもらうのだとか。

まるで昔ながらの豆腐屋さんの様ですね。私もタッパーを持って買いに行きたいと思います!

長内さんのエネルギーであたたかく包み込んでくれるお店

当初は、お店という形態をとらずお取り寄せ専門店のための工房にするつもりだったそう。

しかし構想を進めるにつれ「地元の方とおしゃべりをして交流したい。お買い物ついでにフラッと寄って、パクっとお菓子をつまめるようなスペースも作りたい」という思いがつのり、お店としてオープンすることとなりイートインスペースも作ったのだとか。

そんな思いが叶いお店をオープン。瞬く間に話題は広がり、長内さんは開店一年で“アンフル姉さん”の愛称で呼ばれるほどの人気者になりました。

お店を出て京都市内のイベントにも積極的に出店するなど、パワフルに活躍されているアンフル姉さんに、今後チャレンジしてみたいことはありますか?と伺うと、

「いつかフレンチレストランでの経験を活かして“ブランチ”の提供をしたいと思っています。朝にサクッと来て、一日のエネルギーチャージができるような」

とのこと。ブランチも楽しみですね!

長内さんにお会いし直接お話しをさせていただくなかで、お菓子作りに込める情熱だけでなく、食べる人の気持ちをとても大切にされていることが伝わってきました。

そんな長内さんが作るからこそ、アンフルネさんのお菓子は優しくて、食べると元気をもらえるんだなぁと思いました。

たいせつなじぶんへ。

たいせつなだれかへ。

たいせつに作られたおやつをご褒美にしてみませんか?

アンフルネ店舗情報

◇住所:〒604-8832 京都府京都市中京区壬生下溝町60-3 1F

◇営業日:週2日(主に祝日を避けた金・土)

◇営業時間:12:00-16:00(L.O.15:30)

◇メール:enfourner0371@gmail.com

※不定期な営業時間変更はインスタグラム「enfourner___」にて随時更新。

投稿者プロフィール

まや子
まや子
福岡に生まれ茶道を学ぶために上京して早7年。寝ても覚めても茶、CHA、TEA…な毎日に新しい風を!と、ライター人生をスタート。趣味はドライブ、ダイビング、ヨガ、乗馬。昼間は自然と動物をこよなく愛し、日が暮れると着物のまま京の夜に繰り出します。

    壬生・西新道商店街の人気者はパティスリーでも洋菓子屋でもなく“おやつ屋さん”” に対して1件のコメントがあります。

    1. 西谷眞理 より:

      以前から気にはなっていたものの、営業日と私の休みが合わずで行けなかったアンフルネさん。
      今年の5月、休みを入れて地下鉄・嵐電を乗り継いでたどり着いた先には‥‥すでに行列がー!
      何かを食べるために、行列に並ぶなんて大嫌いだったのですが、ここまで来たからには仕方がないので並びました😅

      その間も、他のお客様と情報交換などしながら大人しく待っていると、やっと順番が回ってきてカウンターに。
      キッシュが有ったので珈琲とともにイートインしようと思っていたら、台湾カステラが有ると聞き、そちらをイートインにしてキッシュを持って帰りますねーっとお店の方に言ったのですが、結局、両方とも食べてしまいました。
      どちらも美味しかったから!
      それ以後
      毎月、後半の金曜日に休みを入れて伺ってます。
      スタッフさんも店主さんも、笑顔いっぱいで元気だし、隣の席のお客さんとも、自然に話しかけたりかけられたり、とってもフレンドリーな雰囲気。
      なんといっても、店主さんのおやつに対する愛情が伝わってくるのです♪
      そんなアンフルネさんを素敵に紹介してくださってありがとうございます😊

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